GUNDAM METAVERSE PROJECT

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ガンプラサークル展示場
ピックアップインタビュー

ガンダムメタバースでは、5つのガンプラサークルのメンバーを対象に、製作技法や作品へのこだわりについてお聞きしたインタビュー記事を5本掲載しています。
今回はその内の1本をピックアップ!

電飾で魅せるリアルな光表現!模型サークルの楽しさも紹介

電飾加工は、模型にLEDを組み込んで発光させる技術である。電飾を使用すれば、ガンプラを劇中のシーンさながらに光らせることが可能だ!
今回は、模型サークル「RRM」所属ビルダーであるハルウミさんに、電飾加工の魅力と施工方法についてお聞きした。
RRM

RRMとは

福島県を活動拠点とした模型サークル。
毎月1回参加費無料のガンプラ製作会を開催しているほか、年間テーマを設定し、メンバー全員でガンプラ製作に取り組んでいる。「GUNPLA BUILDERS WORLD CUP」入賞者など多数のコンテスト受賞者が所属している。

作品の基礎情報

作品名:メカニック シャア専用ザク

ベース機体:1/72 メカニック・モデル シャア専用ザク

ミキシング素材:なし

トピック①:「メカニック シャア専用ザク」の電飾ギミックを紹介

ハルウミさんの作品「メカニック シャア専用ザク」は、全身に電飾が組み込まれた精巧な作品。多彩なLEDの配置と制御技術により、電飾の色や光り方を自在に変化させている。
作品に施されている電飾

・頭部のモノアイは、背中に配置された抵抗部品で明るさを調整可能

・PICマイコン※の制御により、赤と青のLEDを交互に点滅させるギミックを搭載

※マイコンとは、パソコンと接続せずに電子機器を制御できる小型コンピュータのこと

・右手首に通された光ファイバーでLEDを点状に光らせている

・右足スネ部分は、さまざまな色に徐々に変化していく

質問

製作期間はどのくらいかかりましたか?

回答

ハルウミさん:約半年です。電飾前提で製作を進めましたが、細かなアイデアやデザインは、その場の思い付きで試していきました。

トピック②:電飾加工についての魅力を解説

質問

電飾加工に興味を持ったきっかけは何ですか?

回答

ハルウミさん:高校で電気を学んでいたことがきっかけですね。その流れで、自然と電飾加工に興味を持ちました。
最初は自動車模型のライトに電飾を施していましたが、次第にその技術をガンプラに応用するようになったんです。

質問

電飾加工を施す際のコツを教えてください。

回答

ハルウミさん:光らせる部分をどれだけ自然に見せられるかが重要です。あくまで僕の主観ですが、光源が直接見えてしまうと、主張が強すぎてしまう気がするんです。
なので、広範囲を光らせたい場合などは、LEDの位置をパーツ奥に配置したりして、光が直接見えないようにしています。
あとは、LEDの表面をやすりがけしておく方法もおすすめですよ。光が柔らかく反射して、自然な雰囲気になります。

通常のLEDの点灯
通常のLEDの点灯
やすりがけしたLED
やすりがけしたLED
やすりがけしたLEDの点灯
やすりがけしたLEDの点灯

質問

電飾加工のノウハウや情報は、どこで手に入れていますか?

回答

ハルウミさん:他のビルダーの方々がネットに公開している情報を参考にすることが多いです。
とくに、MG(マスターグレード)のように内部にパーツが詰まっているモデルでは、どこをくり抜いて電飾を仕込むかが難しいので、先人たちの知恵を借りています。

質問

電飾加工をする際、特に難しい部分はどこですか?

回答

ハルウミさん:ガンプラ内のどこに電池を仕込むか場所を選定することですね。
最近のガンプラキットはスタイリッシュなため、ガンプラ本体に電池を内蔵する場合は、小さいボタン電池といえどスペースの確保が困難で、電池の配置を決めるのが結構難しいです。

質問

使用している電池の種類も教えて下さい!

回答

ハルウミさん:光らせる箇所が少ない場合は、ボタン電池を使います。サイズが大きな作品では、ベースの下にモバイルバッテリーを組み込むこともあります。

質問

これからチャレンジしてみたい電飾加工はありますか?

回答

ハルウミさん:そうですね、コクピットの内部を光らせたり、全天周囲モニターを表現したりしてみたいです!

トピック③: 模型サークル「RRM」の活動について

質問

ハルウミさんが模型サークルRRMに所属することになった経緯を教えてください!

回答

ハルウミさん:RRMのサイトメンテナンスの手伝いを名乗り出たことがきっかけです。メンバー兼サイトメンテナンス要員としてスカウトされ、その後サークルに所属しました。

質問

サークルに所属して良かったことは何ですか?

回答

ハルウミさん:活動を通じてさまざまな経験を得られることです!展示会に参加して、仲間たちとわいわい楽しむことができるのも最高です!一方で、しんどいこともありますけどね。笑

質問

具体的にサークル活動で一番大変だったことは何ですか?

回答

ハルウミさん:模型製作以外の話題になりますが……
サイトのサーバー更新が一番大変でしたね。必死に作業して、完了するまでに3か月くらいかかりました。

質問

サークル内での製作活動についても教えてください。

回答

ハルウミさん:以前は3か月に1回、テーマを決めて作品を作っていました。ですが、現在はサークル主催の展示会である「RRM 展示会」出品用作品として、いくつかテーマを設け、1年に1回のペース作品を製作しています。テーマ製作だけでなく、作りたい作品を自由に製作するメンバーも多くいますよ。

まとめ:興味のある改造に挑戦してみよう

本記事では、電飾加工の魅力や施工方法について解説してきた。

「ガンプラの改造に興味はあるけど、難しそう…」と敬遠している方もいるかもしれないが、正しい手順を知ればきっとコツをつかめるはず。
まずは公式ガンプラコミュニティ「ビルダーズノート」内のテクニック講座で、気になる加工の方法をチェックしてみよう。

なお、「ビルダーズノート」では、ビルダーたちが製作したオリジナル作品も多数投稿されている!
気になった方は、ぜひアクセスしてみてほしい。

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